すべてのマーケティングにおいて、動画は非常に重要なコンテンツになりつつあります。

これは、企業においても言えます。マーケティング担当者は、予算を明確に企業動画制作に確保する傾向にあり、それら各キャンペーンの効果を常に確認・報告しています。

今後ますます企業PRビデオは、マーケティング予算を効果的に費やすための実績のある方法として構築されていくでしょう。企業予算における統計とレポートからはじき出される結果は「すべての企業ビデオは企業の健全な投資対象」と認識され始めているのです。

しかし、企業動画を制作したものの、実際にマーケティングで圧倒的な成功を導き出せているかというと…そう、全ての企業が成功しているとは言えません

何故なら、かっこいい企業動画を意識しすぎるあまり、見落としている重要なポイントがあるため、です。

この記事では、それらかっこいい企業動画(企業PR動画において参考にすべき20の事例はコチラ)を活かすべく、注意しなければならないポイントをまとめました。この記事を読むことで、制作に関する重要なポイントがわかり、また制作が終わってからのプロモーションにおいても考えなければならない点がいくつもある事に、気づくことになるでしょう。

ここ数年、弊社は数百の動画を制作し、世界中から多くのかっこいい企業動画を見てきました。何時間もビデオを見て、その影響を分析した後、私たちはROIパフォーマンスの低下につながるもののリストをまとめました。

以下の記事は、パフォーマンス低下の最も頻繁な例です。読み終えた後、あなたはきっと企業動画に関しての考え方が変わるはずです。

かっこいい企業動画のために注意すべき18のポイント

1.予算が小さすぎる

シンプルですが、動画制作にはお金がかかります。その事実を回避する方法はありません。

成功した企業動画には、一般に少なくとも30万円の予算実績が弊社の経験上確認できます。コストの要因には、制作しているビデオのスタイル、シーンの複雑さ、撮影時間の長さ、テロップへのこだわり等があります。

企業動画制作を小額の予算で制作する際、コピー&ペーストスクリプト、ストック文字デザイン、および限定されたアニメーションが使用されます。つまり、他社との違いをつけることが難しく、もちろんかっこよさも限定的になります。

予算が小さければ(5万円以下)、外部委託にて厳しい予算制限を設けて作成するよりも、社内にて無料のツールを使って独自の企業ビデオを作成する方が良い場合があります

企業動画はあなたの会社を今後数年間にわたってオンラインに反映させますので、最初から最高にかっこいい企業動画を作り上げるためにはしっかりと初期の段階で投資する事が望ましいでしょう。

2.無計画な配布のルート

かっこよく作り上げた企業動画。しかし再生回数が期待に達していないことを示す理由の1つに、不十分な配信計画が考えられます

上記のビデオを例にとります。

これは、Hendon Propertiesの専門知識を実際に示す、素晴らしい内容のシンプルで見やすい動画です。しかしながら悲しいことに、それはYouTubeで700未満の再生回数しかありません

ちなみに、あなたはこの企業動画を見たいと思っても、彼らのホームページにおいて見つけることは出来ません。また、About Usセクションでも使用されていません。

なんとこの企業動画は、同社の創立30周年を祝う単一の記事に掲載されているニュースセクションにのみ含まれています!(今の時点でどうやって見つければいいのでしょう?)

企業のビデオをホームページに掲載しない場合は、少なくともそれら以外に簡単に見つけることができるように導線を作り上げなければなりません。

その一例として、大量のコンテンツを展開し、それらコンテンツに企業動画を関連付けてみましょう。

そしてそれらを特集した多くのブログ記事を書き、主導マーケティングキャンペーン(フォローアップメール)で使用し、ソーシャルメディアで共有することで、多くの人々に閲覧してもらえるはずです。

3.明確なコンセプトの不足

企業動画制作における内部会議に参加して、あなた達はビデオのアイデアをブレーンストーミングすることにより、方向性を明確にしていくことでしょう。

しかし、ここの共有事項が不十分のまま制作に取り掛かってしまったら大変です。

見た目のかっこいい企業動画を作ろう!といった、コンセプトとはおおよそ言えないような目標設定のみで走り出してしまっては、後悔することになります。

制作側は、明確なコンセプトが無い状態で「かっこいい」「オシャレな」といったテーマのみで制作に取り掛かることは出来ません。

利用可能なプロジェクトのタイムライン、予算、および技術スキルに基づいてコンセプトが作成可能である、といった状態で、初めて「かっこいい」「オシャレな」企業動画の再現と向き合うことが出来るのです(【企業動画】をおしゃれで面白いものに!簡単な6つの方法はコチラ)。

4.一つのパターンだけに固執する

2010年、男性用デオドラントのブランドであるOld SpiceはOld Spice Manを発売しました。

このブランドのコマーシャルシリーズは非常に有名なのですが、そのバリエーション(動画内での男性モデルのコメント)が非常に豊富で、幾つものパターンが作られています

そしてその夏の後半に、twitterフォロワーに質問を送りました。

「今日は普通の日になるか、Old Spice Guyが戻ってくる日かも」と。

これはつまり、また新たなバリエーションの動画が放映されるかもしれないけど、君はどう思う?というような質問をtwitterフォロワーにすることで更なる拡散が成功したのです。

このキャンペーンは、動画のバリエーションが豊富にあったため成功した事例です。このようにコンセプトをブラさずに様々なバリエーションの企業動画を展開する事は非常に有効と言えます。

5.競合他社のコピー

今のご時世、競合他社のコピーをしては一瞬で露呈し非難されることはもう、説明する必要もないでしょう。それは、同じ業界以外のコンセプトを盗んでも、です。

すべてのマーケティング担当者がその情報に包囲網を張り巡らせて知っているように、競合他社が何をしているのかを把握しています。

そもそも、かっこいい企業動画を作りたいと願っているあなたには、このような心配は無縁と思いますが念のために!

6.プロジェクトを急ぐ

創造的思考には時間が必要です。

上記の動画が巧みに説明しているように、最初の「かっこいい企業動画のための充分に良い」アイデアをまとめるためには、急いで作業に取り掛かってはいけません

アイデアを跳ね返し何度も練り直す時間を持つためには、やはり専門のビデオクリエイティブチームが必要です。

7.途中でプロジェクトの情熱を失う

これは非常に悲しい失敗の理由と言えます。

ビデオ制作には時間と労力が必要です。その過程でプロジェクトが承認や設計要素を待っているのは珍しいことではありません。

しかし途中の段階で、「かっこいい企業動画を作る」情熱を失う事だけは絶対にあってはなりません

フィードバックと承認を迅速に生成するための合意された計画を、プロジェクト開始前に内部で入念に準備をしてください。

このビデオは、私たちが多くの点で意識すべきポイントをまとめた良い例です。

8.行動を呼びかけない

あなたの企業動画は、マーケティングツールとセールスツールの両方を対象としていることでしょう。

次のステップは、この企業動画の最後に、サービスへと促すように仕向けなければなりません。

たとえばある企業動画の例として、

「ウェブサイトを覚えてくださいね」、と閉じるのではなく、

無料のホームバイヤーコースにサインアップを促し、ホームバイヤーのダウンペイメントプログラムで無料のパンフレットを注文する事が出来ますよ」、と誘導するのが良いでしょう。

つまり、企業動画を使用してリードを生成する事が理想的なのです(つまり、視聴者から連絡先情報を取得する)。

9.冗長なメッセージ

これは社員教育動画に多く見られがちなパターンです。

悪いパターンの社員教育動画は、あまりにもセリフが長く、あまりにも多くの不必要なプロットの詳細があり、あまりにも多くのプロダクトオプションを説明します

これでは視聴した人々を圧倒し、非常に混乱してしまう結果となるでしょう。

制作の段階で赤ペンを取り出し、スクリプトから不要なものをすべて除去してから、エンドユーザーの主なメリット(社員教育動画ならば、企業理念等)に焦点を合わせしょう

彼らがあなたのプロダクトに興味を持っているなら、彼らはあなたの他のマーケティング資料から学びたいと思ってくれるはずで。

10.製品やサービスの特徴を伝えきれていない

あなたの製品やサービス、そのセールスポイントは何でしょうか?(【社史を映像で制作】他社と差をつけるにはコレ!6つの質問で要点をまとめるはコチラ

誰もが提供しているサービスと同じことをアピールしているなら、あなたの企業動画がどんなにかっこよくて良いものであっても、視聴者はその優位性を感じることが出来ません。

11.専門用語で埋められたスクリプト

かっこいい企業動画には、流行りの専門用語を駆使して仕上げたい!と感じていませんか?

あなたの動画を見ている人はAI搭載のロボットではありません。我々制作実績のある立場から、視聴者の多くがキャッチーな専門用語の使用に感銘を受けない、ということを保証することができます。

スクリプトに専門用語を多く使用する事で、視聴者は再生停止ボタンをクリックする事になるでしょう。

12.サービス説明を限定的にする

この動画をご覧ください

いかがでしょうか?

もしあなたの考える企業動画がこの動画のような仕様だというのならば、ホワイトボードの前にみんなを再び集めて作戦会議を行わなければなりません。つまり、問題があるのです

これらの動画広告は、視聴者にそのシチュエーションを共感させる必要がある前提で視聴しなければならなかったため、2000年代初めに展開された当初は物珍しさが手伝って非常に機能し、また流行しました

しかし今、あなたの企業動画をこのようなコンセプトで配信した場合、視聴者は別のウェブサイトに向かうことでしょう。この手法は通販番組には今でも最適ですが、企業動画の仕様には不適合と言えます。あまりにも限定的すぎるため、です。

13.間違った種類のユーモアを使う

ユーモアの基準は難しいです。

人々は、さまざまな要因(経済的地位、地域、年齢、政治的見解など)に基づいて面白いものに対する基準を身に着けますが、その基準は当然人により違います。

ユーモアを企業動画スクリプトに取り入れる場合は、マーケティング部門の外にいる人を意識してみてください。理想としては、ユーモア要素のみを早期にテストし、ターゲット顧客の反応を取ることが最適と言えるでしょう。

14.無難な出だしで動画が始まる

最近の報告では、動画において視聴者の注目を集めるのに与えられた時間は、開始からわずか8秒しかかからないことが示唆されています。

あなたの企業動画が、出だしの8秒で視聴者を惹きつける事に失敗した場合、彼らの多くはあなたのウェブサイトから文字通り離脱してしまいます

15.製品を紹介するまでに長時間要する

上記14の8秒ルールを参照してください。

人々があなたの企業動画を見ていて、製品やサービスの概要がいつまでたっても確認できなければ、その企業動画の全体的な完成度がたとえ高かったとしても問題がある、と言わざるをえません。

16.悪い品質(悪いオーディオ、不十分なフレーミング、不安定なカメラ)

当然と言えば当然ですが、出来上がった企業動画がいくらかっこいいストーリーで制作されていても、録音したオーディオが貧弱な品質だった場合は、意図されたメッセージが上手く伝わりません

また、動画の中でのショットはどのように構成されていますか?その撮影の舞台となっている環境はしっかりと洗練されていますか?

被写体となるデスクが汚れているのであれば、それを掃除してください。そうでなければ視聴者は企業動画に集中したいのに、別の光景に目が映ってしまいます。不十分なフレーミングは致命的です

最後に、安定した表面上で三脚を使用する以上の、安定したカメラのバランスを取ることは、カメラを手で支えている限り不可能です。

17.ポストプロダクションの音質が悪い

動画制作は基本的に、サウンドトラックを選択してサウンドエフェクトを後から追加します。

あなたのスクリプトやボイスオーバーから逸脱しない、音質の良いサウンドトラックを選択してください

18.特殊効果を使いすぎる

企業動画においては、特殊効果は導入しすぎるとその完成度が微妙な感じになってしまう事が、制作実績の経験上多々あります。

一般的な編集ソフトウェアに特殊効果機能は付属しているので、自社で動画を制作する際にはついつい使ってみたくなるのですが、これらを駆使して効果的でかっこいい企業動画を作るのは非常にハードルが高いとお考え下さい。

まとめ

かっこいい企業動画をつくりたい、その情熱を持ち続ける重要性と、意識すべきポイントをここではまとめました。

結論としては、信頼できる企業動画制作の実績ある会社をいかに見つけ出すことが出来るか、と言えるのではないでしょうか。