今ではサイト制作と共に、無くてはならない考え方となった「SEO

ここをおろそかにすると、いくら良質なデザインを駆使したサイトを創りだしたところで、SEO対策を行わないとそのサイトに訪れる人がいつまでたっても緩やかにしか増加しませんね。

しかも、サイトを制作する際だけではなく、SEOの仕組み自体はサイトの運営管理が動き始めてからもずっと意識しなくてはならないものです。

しかし、正直なところそもそもSEOの明確な意味や、向き合い方についてまだ鮮明につかめていないという方も多いのではないでしょうか。

SEOにおける最も重要なこと、それはキーワードの解析です

ここでは、そんなキーワード解析に関しての考え方を、サイト運営管理者向けにもわかりやすくまとめました。
この考え方は、データサイエンティストによる、キーワード解析に関する実績あるノウハウです。

この記事を読むことで、キーワード解析に関する根本的な考え方を理解することができ、今まで不鮮明だったSEOの仕組みとその真相もわかります。またその結果として、貴社のサービスにとって本当に必要なSEOとは?という、今よりも更に一歩踏み込んだ考え方も身につくようになります。

サイトの管理を外部に委託している方も、インハウスでの運用をされている方も、この基本的な考え方を持っているだけで、SEOに関するぶれない考え方を構築することができるでしょう。

キーワード解析とは

弊社がSEOの大前提として定義している、キーワード解析。そもそもこのキーワード解析が何故、弊社において最も重要と位置付けているのでしょうか。

まず、下の2つのキーワードを見比べてください。

「認知症 予防 食事」
「認知症 予防 北海道」

どちらも認知症予防に関するキーワードですが、一方は「食事」で、一方は「北海道」といったエリアワードを含んでいます。

ズバリ、この2つのキーワードにおける決定的な違いは何でしょうか。

解析すればすぐにわかるのですが、答えは「検索ボリューム」、つまり検索需要があるかないか、です。

認知症 予防 食事」に関しては検索需要が多くあり、たくさんの方が検索を行っています。認知症予防に有効な食事に関する情報を求めているご家族の方、といったユーザー像も思い浮かびますね。

かたや認知症 予防 北海道」は検索需要がほぼゼロ。つまりだれも検索していないのです。

北海道で認知症予防に有効な何か、を求めている人が皆無である。と言うと少し語弊があるかもしれませんが、少なくともキーワードを解析した結果から、「認知症 予防 北海道」は対策をする必要のないキーワードである、と弊社なら判断します

 

しかしあなたが仮に、
「北海道に拠点を置く認知症予防のサービス」を提供している企業や団体だった場合に、「認知症 予防 北海道」というキーワードによる対策を、迷うことなく切り捨てることができますか?

この解析結果を知りえない状況で、
SEO業者やリスティング業者から「認知症 予防 北海道」のキーワードで上位表示しますよ!と提案されたとして、あなたは自信をもってNO!と言えますか?

筆者はもともと、リスティング広告やSEOの業界出身ですので、このキーワード解析の重要性をよく理解しています。

その中で、「認知症 予防 北海道」のキーワードで検索上位表示させるのは比較的簡単です。なぜなら、「認知症 予防 北海道」のキーワード自体に競合がほとんどいないからです。それもキーワードを解析することで判断できます。

つまり、キーワード解析することで、
・そのキーワードが本当に求められているキーワードなのか
・本来、攻略すべきキーワードは何なのか
が、明確にわかるのです。

「キーワードでの上位表示実績」のカラクリ

SEO業者様が実績として掲載している一例に、

『江東区 ○○○ 買取』検索順位1位
『○○○処分 広島』検索順位2位
『○○○買取 入間市』検索順位2位

と、検索によるSEO上位表示実績をアピールしているのをよく見かけますね。

当然ロングテール・スモールキーワードによる流入ですので、ニッチなキーワードとして提案し、お客様も「お!1位表示されているスゴイ!」と受け止めてしまうかもしれません。

しかし、本当に大事なことは【そのキーワードで調べものをしているお客様が本当に存在しているのか】、つまり、検索の需要があるキーワードなのか、ということです。

『江東区 ○○○ 買取』というキーワード対策をしてgoogleやyahooを攻略して検索順位1位を獲得しても、『江東区 ○○○ 買取』というキーワード自体が求められていなければ意味が無いのです。

世の中において、検索需要の無いキーワードの多くは、キーワード自体に競合がほとんどいないので攻略するのは簡単です。しかし、攻略すべきはgoogleでもyahooでもなく、サービスを求めている世の中の人たちなのです

大量キーワードでのSEO対策やリスティング広告運用をウリにしている業者様は、このように需要の無いキーワードも含めて施策し、お客様に上位表示実績としてご報告している場合がありますので、注意が必要といえます。むしろこのような実績を強みとしている業者様から営業が来た場合には、こう尋ねてみましょう。

「そのキーワードって、みんなちゃんと知りたがっているキーワードなんですか?」

解析した結果から見えてくるもの

キーワードを解析することで、見えてくる細部の数値があります。様々な数値の組み合わせにはなるのですが、その中でもっとも有効なキーワードの条件は以下の4つです。

1、一定の検索需要がある(検索数がある)
2、強豪が少ない
3、SEO対策をしているページが少ない
4、ページやドメインの評価が低い

理屈的に条件を導くならば、このような4つの条件を満たすキーワードが攻略するに値するキーワードである、と言えます。

弊社では、これら条件における優越判断の基準は、米SEO/Webマーケティング企業である「Moz」が公表している分析結果を基に設定しています。

以下、先ほど挙げた4つの条件ごとに説明していきます。

1、一定の検索需要がある(検索数がある)

・google月間検索件数

検索エンジンgoogleにおける、キーワードが検索されている月間の平均検索数(年間平均値)です。この数値は比較的簡単に誰でも抽出することが可能です。

2、強豪が少ない

・競合率

googleが提示している、キーワード検索における平均競合率です。「1」が最大値で、数値が高いほどそのキーワードに対する検索競合度が高い⇒攻略が難しいといえます。この数値も比較的簡単に抽出が可能です。

3、SEO対策をしているページが少ない

・inTitle数

抽出したキーワードの一部が、ページタイトル含まれるページ総数です。言い換えるならば、検索した際に抽出される可能性のあるページ数、といってもいいでしょう。

・all inTitle数

抽出したキーワードの全てが、ページタイトルに含まれるページ総数です。「完全一致でページタイトルにキーワードが含まれている」というのは、「最低限のSEO対策をしている」と言い変えることができます

・実被リンク、総被リンク対策

昔ほど大きな影響は無いとされている被リンクですが、優良な被リンクはまだまだ指標の一つとして判断すべき項目です。

4、ページやドメインの評価が低い

・平均Mozランク

Moz指標を基に解析したMozが独自に出している平均ページランク。「10」が最大値で、数値が高いほどそのキーワードに対する検索競合度が高い⇒攻略が難しいといえます。弊社が最も重要視する項目です。

・PageAuthority

Moz独自の算出方法で測定している、ページ単体の平均評価。「100」が最大値で、数値が高いほどそのキーワードに対する検索競合度が高い⇒攻略が難しいといえます。ページ単位での指数ですので、次に記載するDomainAuthorityよりも数値は低い傾向にあります。

・DomainAuthority

Moz独自の算出方法で測定している、ドメイン単体の平均評価。「100」が最大値で、数値が高いほどそのキーワードに対する検索競合度が高い⇒攻略が難しいといえます。ドメイン自体の評価値ですので、PageAuthorityより重要すべき項目です。

これら項目からキーワードを解析し、最終的な優良キーワードを導き出します

今回の場合ですと「認知症予防」において、一定の検索需要があり、強豪が少なく、SEO対策をしているページも少なく、ページやドメインの評価が低いキーワードは、

「認知症 予防 食事レシピ」

です。このキーワードを、あなたは自信をもって導き出すことができますか?

先ほどの例に挙げた「北海道に拠点を置く認知症予防のサービス」を提供している企業や団体だった場合、このキーワードでリスティング広告を北海道エリアに絞り込んで配信すればいいのです

まとめ

いかがでしたか?ここでは、キーワード解析に関する基礎的かつ最も重要な考え方についてまとめました。

つまり、なんらかの集客施策をする際に、ただやみくもに仕掛けるのではなく、しっかりとユーザーが求めているキーワードを解析した上で的確に仕掛けることで、その方向性に対して自信をもって望むことができる、というわけです。

最後に改めて。

SEOにおける最も重要なこと、それはキーワードの解析です