あなたが新しい企業の存在を知った際、気になる項目は何でしょうか?

とある調査ですと、企業のWEBサイトにて「会社概要」ページを閲覧するという回答が実に70%を超えるそうです。

「へぇー…」と、それだけで終わらせてはいませんか?

そう、つまりそれだけ皆、企業の情報を知りたがっているのです。せっかくこれだけの確率で多くの人が会社概要を見に来てくれているのに、テキスト文字だけの簡易な情報を表示させて終わるのでは非常に勿体ないと考えなくてはいけません。

そこで最適なのが、ストーリーを練り上げ、社史を映像として制作する事です。

ストーリーは重要です。その企業の歴史を面白くし、そこから新たな提案に広がる可能性があります。サイトに訪れた人も間違いなく興味を持つでしょうし、ブランドのストーリーテリングの大きなチャンスを生み出します。

しかし残念なことに、多くの企業が自分自身を重要なブランドとは位置付けておらず、伝えるべきストーリーがあるかどうかすら考えていません

問題は、企業自身が過去の物語を持っていないということではなく(何らかの歴史が必ずあるはずです!)、単にそれを見つける方法や表現の仕方、共有する方法を理解できていないだけなのです。

社史を映像で制作するという事は、その企業が歩んできた過去から現在に至るまでの全てで構成されています。会社の歴史、使命、インスピレーション、目標、聴衆、そして存在感。その企業の物語は、あなたの会社に関わり繁栄している人々、場所、アイデアの産物です。

ブランドの成長とその成長を維持する基盤。その製品やサービスが特別である理由を明確にし、より良い人々の生活を作る手助けになるべく、企業理念を表現するのに最適なのが、社史を映像で制作するという事なのです。

社史のブランドストーリーは、さまざまな形で、ストーリーラインやキャラクターのキャストで伝えられますが、社史制作に関わるコンテンツクリエイターは、連続性と一貫性について警戒する必要があります

そのブランドのストーリーは、製品やサービスの機能、特長、メリットなど、目に見えるものを超えて、視聴者と深く感情的なつながりを作り出すレベルの人々と共鳴する必要があります。

それを実現するために重要なのは、まずあなた自身で会社の歴史と向き合わなくてはいけません。そのために最適な6つの質問を、ここではまとめました

この6つの設問に対して真摯に向き合うだけで、社史を映像で制作する際に迷うことなくタスクを進めることができるでしょう。

●社史を映像で制作する、その6つのポイント

1.企業の存在理由は何ですか?

あなたの物語を映像で伝えるためには、あなたのビジネス上における存在理由を知り、それを明確に表現できるようにしなければなりません。

  • あなたの企業の目的はなんですか?
  • その企業にとって重要なのは何ですか?
  • あなたの製品は競争相手と何が違うのですか?

ここを明確に表現する必要があります。そのためにはまず、ビジネスリーダーは自社の使命の本質を理解し、ミッションに対してどれほど耐久性があり現実的であるかについて自分自身で実感する必要があります

企業はまた、企業が果たそうとしている役割を明確にする企業ポジションを持っていなければなりません。なぜ彼らがその世界でビジネスに携わっているのか、を深く理解しなくてはならないからです。

戦略、使命、ビジョンはブランドストーリーにおける真の本質の一部であり、そのストーリーと真実・現実を調和させるために不可欠です。あなたが弱い基礎を築いてしまえば、あなたの話には常に亀裂が発生するリスクが高まってしまいます。

なぜあなたがビジネスをしているのかについての基本的な質問に答えることで、あなたが他とは違う、魅力的で興味深い存在であることに気づくことがあります。あなたがその業界におけるポジションを見つめなおしたとき、あなたはそこから更にどこへ行くべきなのか、を知るのに役立つのではないでしょうか

あなたのブランドストーリーを伝えれば、そこにある情報の過負荷から身を守ることができるのです。

2.企業の歴史を伝えられますか?

生活雑貨からお菓子、そして物流企業に至るまで、人々は様々な製品やサービスの歴史、そして今に至った経緯を知りたいと思っています

  • ビジネス起源の背後に創造的または歴史的な出来事がありましたか?
  • 他の誰かがあなたの会社を所有しようとしたスリリングな歴史はありませんか?
  • インスピレーションを求めて立ち往生した時期はございませんか?

豪華なノートブック企業Moleskineはノートブックの周りに、下記のような架空の歴史を作りました。

Moleskineは2世紀の間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンなどの芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者です。

この企業は、ビジョンに人生をもたらし、ノートブックの可能性への情熱を伝えるために、与えられた使命を明確に作り上げ、その存在意義を説明しています。

それは現在地とビジョンを明確にし、Moleskineが顧客のためにできること、製品の革新的な代替案を開発してきた過去からより環境に優しくすること、プロジェクトエンジニアと協力してアイデアを実行すること、を伝えるのに効果的なのです。

3.主人公は誰ですか?

すべてのブランドストーリーは、その歴史における主人公を持っています。多くの場合それは創業者となるでしょうが、ビジネスパートナーの場合もあります。

その紹介の仕方ですが、それは実際に積み上げてきた歴史によって様々と言えるでしょう。

  • あなたのビジネスはとある一冊の本に触発されましたか?
  • あなたの創設者は地下鉄で何かを閃きましたか?
  • それともジョギングしている間に思いつきましたか?

あなたのストーリーの中心となる出来事を見つけ、ビジネスを成功させる事が出来たすべての人物(真実または架空の人物)を特定し、それらをキャラクターをキャストとして使用することから始めてみましょう。

4.企業の使命は何ですか?

これは1つ目に紹介した「企業の存在理由」と近い考え方ですが、あなたのビジネスにとって究極の理由とも言えます。

  • なぜあなたはビジネスに携わっているのですか?
  • その中であなたは、どういった呼びかけをしていますか?
  • そして、どのような困難な問題を解決しようとしていますか?

企業の使命を明確にすることで、その使命を達成するために活動している内容に関しても説得力を持って打ち出すことができるでしょう。

5.どのような失敗をしましたか?

失敗はしばしば成功をもたらします。

あなたの企業が途中でどのように失敗したかを見せて、それらの落とし穴を透過的に受け入れることは、あなたのビジネスの人間性を実証し、個人レベルまでその存在感を接近させ、あなたの企業を身近に感じさせる事ができるでしょう。

ヘンリー・フォードでさえ初期の事業では失敗し、フォード・モーター・カンパニーを設立する前に彼は、全財産を5回も失ったのです。

6.企業のギャップを理解していますか?

あなたがユーザーからの質疑応答に向き合うとき、人々が分かち合うことを躊躇していると感じているトピックや主題に注意を払ってみましょう。

人々の興味深いギャップを探す簡単な方法は、あなたの会社のタイムラインを作成することです。そうすることで必ず、あなたご自身でもその企業のバイオリズムが確認できるのではないでしょうか。

そしてその際、景気の低迷や「過渡期」を嘆き、様々な外的要因を糾弾してはいけません。正直に善と悪を認めてください。あなたがそれでも企業のギャップを見つけられ無い場合、企業が普段強調していない時期、順調に進んでいると思われる時期こそ、あなたの物語の最も興味深い部分が現れているということです

  • ある年、あなたの会社はとある新製品やサービスを発明したかもしれません。
  • 新たなパートナーを呼び寄せたり、誰かを行かせたりすることで、キャンペーンのブランドイメージを大きく変えることができたかもしれません。
  • あなたの次の大きなアイデアが、実際に表面下で醸造されていた時代もあったでしょう。
  • すべてが現状の延長のように感じ、退屈していた時代がありませんでしたか。

ギャップはしばしば、なぜあなたが最初に物語をスタートさせたのか、の鍵を握っています。

あなたの企業が新しいブランドであろうと古いブランドであろうと、なぜあなたがビジネスを始めたのか、アイデアがどのようにあなたのもとに来たのかを覚えておくのに時間を割くことは、あなたの企業の社史を構成する際に重要となる事でしょう。

結論

社史を映像で制作する

その前にあなたは、ご自身の企業がどういう存在であるか、を知る必要があります。コアバリュープロポジションが存在しないブランド、言いたいことについて内部的な相違があるブランドは、決して魅力的に見えませんし、ユーザーも引き付けられないでしょう

ユニークなブランドストーリーは、成功する企業が共通して生み出している有力なコンテンツと言えます。